私はこれまでビタミンDの研究を行い、日本人女性の関節リウマチ患者さんの約7割がビタミンD欠乏状態であること、またビタミンD欠乏が骨折リスクと関連することを報告してきました。
一般の日本人女性でも約半数がビタミンD欠乏とされています。
近年、日本ではシミや皮膚老化への関心が高まり、紫外線の危険性が強調される傾向があります。
もちろん過度な紫外線曝露は避けるべきですが、日光にはビタミンDを作り、骨の健康を維持するという大切な役割もあります。
一般的には、顔や腕などに日光が当たる時間として、冬は30分程度、春・秋は15分程度、夏は5~10分程度が目安とされています。
一方で、ほとんど屋内で過ごす方や、夜間しか外出しない方では、日光不足によるビタミンD欠乏が問題になることがあります。
私が診療していても、日焼けを気にしてほとんど日光を浴びない女性は少なくありません。
もちろん、真夏の炎天下での長時間の外出や屋外作業では、帽子や日傘などの紫外線対策が必要です。
しかし、短時間の買い物や散歩まで過度に紫外線を避ける必要はないと思います。
日傘は熱中症や日焼け予防には有効です。
しかし、「紫外線はすべて悪者」と考えるのではなく、適度な日光浴と紫外線対策のバランスが大切ではないでしょうか。
2026-06-24 14:33:13
院長ブログ